生活習慣病:こんにゃくを使ったメニュー
こんにゃくというと、お腹の中を掃除してくれるイメージではありませんか?実際、こんにゃくは、食物繊維が豊富なのです。
さらに、現在も注目されている美肌成分「セラミド」がこんにゃくにたっぷりと含まれているのです。セラミドは、もともと体内にある保湿成分のひとつで、皮膚の角質層で角質細胞同士をつなぎ、皮膚の保湿機能の改善や水分の蒸発、外部からの刺激や細菌の進入を防ぐ作用があります。また、セラミドはメラニンの合成を抑え、美白作用やシワを防ぐともいわれ、美肌を維持する上では重要な役割を果たすものなのです。肌の老化やアトピー性皮膚炎などのカサつきや肌荒れにも効果があるのです。
そして、こんにゃくといえば、ダイエット食品としても注目を浴びています。実際、こんにゃくを利用した食品も多く、最近話題になったものでは、「こんにゃくごはん」「おからこんにゃく」などでしょう。ローカロリーで、ミネラルやカルシウム、食物繊維も豊富です。そして、こんにゃくに含まれているグルコマンナンは、正常なコレステロ―ル値を保つと言われています。女性だけでなく、生活習慣病を予防するには、とても手軽に食べられる食品のひとつなのです。
※生活習慣病レシピ集にて、今まで紹介しているレシピの他、見やすくまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。
こんにゃくメニュー
++メニューリスト++
・こんにゃくのおかか煮
・こんにゃくの刺身
・しらたきの子和え
・ちぎりこんにゃくの山椒煮
「こんにゃくのおかか煮」
【材料】(2人分)
- こんにゃく:1/2枚
- かつお節:1袋
- ★だし:1/2カップ
- ★しょうゆ:大さじ2/3
- ★みりん:大さじ2/3
【作り方】
- こんにゃくは熱湯でゆでて、スプーンでちぎります。
- 鍋に★の調味料を入れて、煮立てて、こんにゃくを加えます。
- 再び煮立ったら、火を弱めて、半量のかつお節を入れて、汁気がなくなるまで煮ます。
- 残りのかつお節を入れて、鍋でから煎りしたら、こんにゃくとあわせて、できあがりです。
[カロリー:32kcal] [塩分:0.9g]
包丁で切るよりもスプーンでちぎるほうが味がしみこみやすくなります。さらに、手でちぎるほうが、もっと味がしみこみますよ。
「こんにゃくの刺身」
【材料】(2人分)
- こんにゃく:160g
- しょうゆ:小さじ2
- 練りわさび:少々
- 大根:40g
【作り方】
- こんにゃくは、ゆでてアクを抜き、冷まして5mmの厚さくらいに切って、冷蔵庫に入れて冷やします。
- 大根は皮をむいて千切りにし、水にさらしてシャキっとさせ、水気をしっかり切っておきます。
- 器に、こんにゃくと、大根を盛り付け、練りわさびとしょうゆを添えてできあがりです。
[カロリー:15kcal] [塩分:1.0g]
市販の刺身こんにゃくは、あく抜きされているので、ゆでる必要はありません。
「しらたきの子和え」
【材料】(2人分)
- しらたき:1/2玉
- たらこ:40g
- さけ:大さじ2
- 万能ネギ:2本
【作り方】
- しらたきは、熱湯で1分ほどゆでて、水気を切り、食べやすい長さに切ります。
- たらこは、薄皮に切れ目を入れて、中身を取り出します。取り出したたらこは、さけを混ぜ合わせておきます。
- フライパンに、しらたきとたらこを入れて、パラリとするまで逝って、万能ネギを散らしてできあがりです。
[カロリー:25kcal] [塩分:1.3g]
たらこの塩分を利用するので調味料は使いません。
「ちぎりこんにゃくの山椒煮」
【材料】(2人分)
- こんにゃく:160g
- 山椒の実の佃煮:小さじ2
- ★だし汁:1/2カップ
- ★しょうゆ:小さじ2/3
- ★さけ:小さじ2/li>
【作り方】
- こんにゃくは、熱湯で1分ほどゆでて、手で一口大にちぎっておきます。
- 鍋にこんにゃくと★の調味料と山椒の実を入れて、火にかけ、汁気がなくなるまで煮たらできあがりです
[カロリー:5kcal] [塩分:0.8g]
こんにゃくは、消化は悪いのですが、整腸作用があります。便秘などの場合に効果的です。
生活習慣病とこんにゃく料理
生活習慣病でこんにゃくといえば、現在、小学校の給食などにも登場している話題の「おからこんにゃく」でしょうか?
食物繊維が豊富な「おから」と「こんにゃく」を合わせたことによって、食べやすく改良された食品といってもいいでしょう。
さらには、このおからこんにゃくを調理すると、食べた感じがお肉のような食感で、お肉の代替になると注目されているのです。
カロリーは、1/8。食物繊維は、レタスの5倍というのも特徴的。ダイエットに、生活習慣病予防にと、話題沸騰です。
こんにゃくは、昔からある食材のひとつですが、昔も今も変わらず、私たちの健康食品として食べられています。これからは、新しい食品も加えて、毎日の食卓に一品加えてみてはいかがでしょうか?