生活習慣病と睡眠基礎知識

私達は、どうして眠るのでしょうか?
実際、「なぜ眠るのか?」という本当の意味では解明されていません。しかしながら、脳を休ませる必要があるから、眠るということは明白になっています。睡眠をとることによって、脳を休ませることになり、それによって、1日を快適に過ごすことができるのです。眠るということは、それだけ大切なものなのです。
 では、眠らないとどうなるのでしょうか?
ラットを使った実験結果では、10日〜20日間眠らせないでいると、しんでしまうのです。人間だって、同じように眠らないでいると、同じ状態になる可能性は高いのです。
 ちなみに、遅い時間に帰ってきて、いざ眠ろうとしても、眠れないのは、脳がまだ緊張・興奮状態にあるため。ですから、規則正しい生活習慣を心がけることも快適な睡眠を得るための条件のひとつなのです。

生活習慣と眠りのリズム

なかなか眠ることが出来ないという人は、たくさんいると思います。でも、このような場合、生活習慣の工夫や配慮によって、不眠を解消することができるんです。
 それは、自分の眠りのリズムを探すこと。それぞれ人によって睡眠のリズムは変わるのですが、眠りが深くなって、浅くなるといった「眠りの周期」というのは、90分の倍数であると考えられています。
眠りが浅い時に起きると、頭がスッキリして、気分良く起きることが出来るのに対し、眠りが深い時に起きると、すっきり目覚めることができず、寝たりないと感じてしまうもの。ですから、眠りにつく時間を決め、目覚まし時計を毎日少しづつずらして、30分おきに設定して、どの時間が、最もすっきりと起きられるのか?ということを探してみると自分が心地よく起きられる、睡眠のリズムを知ることができます。

※レム睡眠とノンレム睡眠
睡眠には、浅い睡眠、深い睡眠と、いろいろな段階があります。睡眠は脳波をもとに細かく分類されますが、大きく分けると、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」とに分かれます。
 レム睡眠とは、眠っているのに眼球が激しく動いている状態。簡単に言うと、全身は眠っている状態ですが、目を閉じたまぶたの奥の眼球だけが目覚めている状態といってもいいでしょう。逆説的睡眠とも呼ばれています。この睡眠以外のことをノンレム睡眠と呼びます。
 ノンレム睡眠は、脳が眠るための睡眠で、身体にとって、1番安らいで眠っている状態です。
レム睡眠は、身体の睡眠であり、脳は起きています。そして、この時に夢を見ることが多いようです。
 研究の結果では、よく眠れたという時には、1回目、2回目のノンレム睡眠時に深い眠りまで到達し、レム睡眠になってから、目覚めるという流れが、「よい眠り」であると考えられているようです。

生活習慣病と睡眠環境

調査・統計データによると、平均寿命が最も長いのが、「睡眠時間7時間」という人が多いのです。なんらかの睡眠障害などで、睡眠時間が短い人と比べると、明らかに違うようです。脳を休める時間を毎日とっている人のほうが、寿命が長くなっているのかもしれませんね。では、快適な睡眠を得るためには、どのようなことから、はじめるのがいいのでしょうか?
 

快適な睡眠を得るために。

脳の情報伝達量が1番多いのは、「視覚」です。ですから、休息をとりたい時、目をつむるということが、大切になってきます。しかしながら、目をつむっていても周りが気になる人であるなら、アイピローなどをつけ、自分が一番落ち着くことができる場所にいるということが大事なのです。これによって、起きている状態よりも、リラックスできることがわかります。
さらに、脳に対して影響力が高いのが、「嗅覚」です。ラベンダーやカモミールなどといった、精神が落ち着く香りを活用することによって、心地よい眠りへとつながっていくのです。
さらに、次に影響があるのが「聴覚」です。モーツァルトなどのクラッシック音楽は、ゆっくりとしたリズムやメロディーによって、心地よい気持ちになったり、リラックスできる効果が期待されます。

このように、自分自身が「心地よい」という空間を自分で作り上げてみてください。リラックスするというのは、人によっては、いろいろな形があると思いますが、その時々の環境や季節、温度や香り、色など、さまざまなものを、自分なりにうまく組み合わせて、快適な睡眠を得ることができる環境を整えてみてはいかがでしょうか?

眠れない要因?カフェイン
眠れない要因のひとつとして、カフェインがあります。カフェインに敏感な方は、午後3時以降、摂取を控えたほうがいいでしょう。

生活習慣と快眠を呼ぶ食事

食事の仕方や食事の内容が睡眠とかかわっていることを知っていますか?
寝る直前に、胃に食べ物が残っていると、眠りの妨げになってしまいます。ベッドに入る3時間前までには、食事を済ませておきたいですね。
さらに、食べ物の中には、私達の脳から分泌されている「メラトニン」という睡眠ホルモンを豊富に含んでいる食材もあります。特に「メラトニン」を多く含んでいる食材というのが、穀類・根菜類・豆類です。実際に、この食材を上手に活用して、快適な睡眠を呼ぶ食事を作ってみてはいかがでしょうか?

快眠料理のコツ
●主食のごはんは「白米」よりも「玄米」がいいでしょう。玄米を食べるとメラトニンを多く摂取できます。玄米が苦手な人は、7分づき米や3分づき米などの玄米を使ったり、白米と一緒に混ぜて炊くということもおすすめです。さらに、とうもろこしや大麦などにもメラトニンが多く含まれています。
●納豆や豆腐、味噌や醤油といった、豆を加工した食材は、和食が多いです。豆類には、メラトニンが多く含まれていますから、和食は快眠メニューのひとつであると考えてもいいでしょう。また、大根やにんじんといった、根菜類も和食には、多く使われていることから、オススメのメニューだといえます。
このようなことから、快眠のために、1番のオススメレシピは、お鍋。鍋料理は、メラトニンをたくさん含んでいる食材を多く使いますし、身体があたたまり、新陳代謝がよくなるので、おすすめの1品です。

生活習慣病と眠気の原因

毎日たくさん寝ているのに、昼間ものすごく眠いという方々が増えているようです。
しかし、実際には、すべての人が眠いからといって、すべての病気に当てはまるわけではありません。
「眠い病気」になっているのではなく、昼間ただ単に眠いという可能性もあるのです。
最近では、昼間いねむり運転をしてしまうニュース内容も増えています。 そんなことがないようにするためにも、自分自身の身体の変化を確認し、眠気がおきないような生活習慣をするように心がけてみましょう。
眠気を起こす原因といっても、本当にそれが原因かどうかということが、はっきりしていません。 でも、このような状況にあると眠気を引き起こす可能性が高いので、注意しましょう。
◆眠気の原因・・・「薬」
基本的に、風邪薬などには、眠気を起こす成分が含まれていることが多いようです。そのため、服用中の車の運転には注意してください。などの注意書きがあります。 実際、花粉症の薬や頭痛薬など、眠くなる成分が含まれた薬を飲むときには、眠気が起こりやすいようです。 できれば、眠くならない成分の入った薬を処方してもらうとよいでしょう。
◆眠気の原因・・・「パソコン」
近年、パソコンを1日中仕事などで見ている方も多く、そういった方々は、淡々とした作業が多いことから眠気が起こることが多いようです。  さらに、パソコンを見ていることによって、夜なかなか寝付けないといった睡眠不足から、眠気が起こることもあります。パソコンから出る電磁波による影響があるとも言われています。  1時間パソコンに向かったら、10分の休憩をとるように心がけるとよいかと思われます。
◆眠気の原因・・・「睡眠不足」
最近は、寝ている時間が少ない人に、傾向にあるようです。夜遅い時間まで起きている生活が多いことから、睡眠時間が少なくなってしまっているのです。 たくさん寝ているという方でも、熟睡できていないと睡眠不足になるようです。 このような時は、昼間の時間、少なくても5分〜10分仮眠したり、目をつぶるだけでも、スッキリとしますよ。
ちなみに、2度寝・3度寝をして、たくさん寝ておく人がいますが、それは質の悪い睡眠になってしまいます。 人は、目覚めたときに起きる準備をしていて、2度寝・3度寝をすることで起きるタイミングを失うのです。 実際に、睡眠のリズムが狂うことで、不眠やうつなどの病気になることもあるので注意です。 さらに、睡眠不足だからといって、2度寝・3度寝をするよりも、起きてしまうほうが身体にとってはいいようです。
眠気は、病気だけではなく、普段の生活習慣から起こることも多いです。 すべての眠気を病気だと考える前に、今の自分の生活習慣を見直してみて、改善していくのも大切なことです。
なぜ、こんなにも自分だけ眠く感じてしまうのだろうと思いますが、実際には、あなただけではなく、他にも同じような方がたくさんいるのです。 病気を疑う前に、あなたの生活習慣を見直してみて、それでも、眠いと感じるならば、病院などで診察を受けてみるといいかもしれません。

生活習慣病を知る

生活習慣病の食事

生活習慣病のメニュー

主菜(約250kcal)

副菜(約150kcal)

副菜(約50kcal)

生活習慣病関連メニュー

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